恒星
重力 モードを、地球上における一定の重力場のモデル化とすると、"恒星"モードは宇宙空間における力の場のモデル化といえます。その重力場は、質量を持つ点をシミュレートするためにモデル化されます。この質点は、幾何モードの 点を加えると同様に.簡単に追加されます。 自由質点と異なり、恒星はシミュレーションの間、動くことはありません。それぞれの質点に力を及ぼすだけです。力は恒星に近い質点ほど大きくなります。距離と質点、力の関係は次の方程式(重力についてのニュートンの法則)によって説明されます。
恒星による力のもとで、初速度を持つ自由質点は、楕円、放物線、双曲線のいずれかの軌道上を動きます。
CindyLab では、そのような状況を、恒星と速度を持つ質点を置いてアニメーションを始めるという、わずかなマウスクリックだけでシミュレーションできます。次の図は、そのような状況を示します。
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恒星の周りを回る惑星 |
2つの恒星をおくと、状況はさらに面白くなります。次の図は、2つの恒星の複合した力の場での惑星の軌跡を示します。
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1つの惑星と2つの恒星 |
つぎの2つの画像は、1つまたは2つの恒星による力の場のイメージです。この図は、
CindyScriptの"drawforces"命令によって生成されました。
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1つの恒星による力の場
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2つの恒星による力の場
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恒星インスペクタ
恒星は、インスペクタに変更できる1個のアイテム:初期質量:を持ちます。初期値は10で、それは質点の初期値の10倍です。
CindyLab で、重力には、比較的小さな尺度が内蔵されています。重力定数の実際の値は、画面に描かれた重力矢線の長さによって計算されます。
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恒星のインスペクタ |
恒星と CindyScript
CindyLab のいくつかの要素と同様、恒星は
CindyScript で読み書きできるいくつかの要素を提供します。次のリストは、重力に関してアクセス可能なものを示します。
- strength: 大きさの要因 (実数、読み書き可)
- potential: 恒星の重力場における惑星の位置エネルギー(実数、読み出しのみ、追加可能な定数として定義される)
- pe: 恒星の重力場における惑星の位置エネルギー(実数、読み出しのみ、追加可能な定数として定義される)
- simulate: 重力場シミュレーションのON/OFF(ブール値, 読み書き)
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